自動車の安全を確保することは、
自動車産業に携わるものとしての
社会的使命である。
Japan Automotive ISAC 代表理事
東京電機大学名誉教授兼
同大学サイバーセキュリティ研究所客員教授
佐々木 良一
近年、サイバー攻撃がますます高度化・悪質化してきており、社会の大きな脅威になってきています。
コネクテッドカーにみられるように、自動車もインターネットと接続されるようになり大きな脅威にさらされるようになってきました。
この動向に対処するためには、複数の事業者が脅威情報などについて協力して情報収集・分析し、あるべき対応についても情報共有していく必要があります。
このため、2017年より日本自動車工業会においてJ-Auto-ISAC WGを設置し活動してまいりましたが、この度、情報共有・分析体制を強化すべく、日本自動車部品工業会とも連携し、一般社団法人Japan Automotive ISACとして活動とすることになりました。(略称:J-Auto-ISAC)
自動車の安全を確保することは自動車に携わるものとしての社会的使命だと思います。
新たなサイバー攻撃に適切に対応できるようにするため、J-Auto-ISACにおいては関連する種々の事業者が協力して情報共有・分析を行い、サイバーセキュリティを確立し、自動車の安全の確保に貢献していきたいと考えています。
関連する事業者の皆様のJ-Auto-ISACへの積極的参加を期待しています。
また、関係者の温かいご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
わが国の自動車および関連するサービスを
安全かつ安心にお使いいただけるよう、
サイバーセキュリティリスクの
情報共有・分析および
サイバーセキュリティ対応能力の
強化を推進する。
昨今、サイバー攻撃の手法は多様化と高度化が加速しており、サイバーセキュリティインシデントによる被害は急増しています。
IoTの進展に伴い、自動車は車載機器にとどまらず、外部の様々な機器や設備と通信でつながるようになってきています。
今後、自動車および関連するサービスを安全かつ安心に使っていただくためには、サイバーセキュリティリスクへの対応能力を強化することが不可欠です。
OEMやサプライヤーおよび関連サービスを提供する事業者は、サイバーセキュリティ専門家等と強固な協力体制を構築し、タイムリーな施策を常に実現していかなければなりません。
団体概要
- 名称
- 一般社団法人Japan Automotive ISAC
- 所在地
- 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟28階
- 設立年月日
- 2021年2月5日
- 代表理事
- 佐々木良一(東京電機大学 顧問、客員教授)
- 定款
- 詳しくはこちら
活動内容
- 1.セキュリティインシデントの発生および被害拡大の抑止
- 2.サイバーセキュリティ施策の企画・立案および支援
- 3.サイバーセキュリティ人材の育成施策の企画・立案および支援
- 4.体制整備の支援
- 5.外部連携