セキュリティ業界・自動車業界と共に歩んできたパーソルグループ
パーソルグループは人材紹介や派遣が有名ですが、技術でお客様に貢献する事業も行っています。弊社、パーソルクロステクノロジーもその1社です。OEM・サプライヤに対し設計、開発、実験、各々のプロセスでの支援を事業としており、自動車開発において多数の実績を積み重ねてきました。また、ITセキュリティに関しては、セキュリティ戦略の策定から機器・サービスの導入・利活用支援、そして、日々の運用業務まで、一貫した支援を行っております。現在、600名以上のセキュリティ技術者がお客様のセキュリティ対策に従事しています。その中にはサプライヤも複数含まれています。
自動車セキュリティ分野への進出が加入のきっかけ
100年に一度と言われている自動車業界の大きな変革が進む中、お客様から自動車セキュリティの相談を受けることが増えてきました。そして、それらの相談に対応していく中で、自動車開発とITセキュリティという2分野の強みを組み合わせることで、更なる貢献ができるのではないかと考え、自動車セキュリティ事業への進出を決定したのがJ-Auto-ISACが設立された2021年でした。 J-Auto-ISACのコネクテッドカーに迫るサイバーセキュリティリスクに対して、OEM・サプライヤと関連サービス提供者の強固な体制構築とタイムリーな施策実現で対応するという設立趣旨に賛同し、直ちに加入を決意致しました。 そして、積極的な貢献を企図して技術委員会に参加し、サブWGの活動を開始しました。
サイバーセキュリティと自動車開発の融合で自動車産業に更なる貢献を
現在、技術委員会の3つのサブWG(インシデント事例検証、脆弱性対応、セキュリティ人材育成)に参画しています。弊社にとっては、自社の現場を通じての理解や認識を他社のそれと比較することができる大変貴重な機会です。また、議論や成果物を通じて業界への貢献をさせて戴けることは非常に光栄に思っています。このような協調の土台の上で、健全な競争を行うことが、我が国の自動産業全体の底上げにつながると確信しています。 弊社は、サイバーセキュリティと自動車開発の両方の分野において、「現場」に出て、「現物」を取り扱い、「現実」に向き合って、長年事業を展開してきました。その事業展開の経験をサブWGに持ち込み、また、サブWGの議論や成果物を現場にフィードバックすることによって、好循環のサイクルを生み出していきたいと思っています。そして、それこそが、弊社・弊社グループとしてのJ-Auto-ISAC延いては自動車産業への貢献につながるのではないかと考えています。